RISE Fishing Report

マグナムプラグでビッグシイラ

2000年7月26日

対象魚:シイラ
場所:相模湾、平塚市(庄治郎丸)
釣果:★★☆☆☆

ビッグワン=ビックベイト

ジリジリと照りつける太陽光線の下。ビッグプラグをロングキャストしてスローなトゥイッチング。群の中の一番デカイ奴を思い通りに釣ることができたら、とっても楽しいはず。

「今年のビッグサイズはスレている」と言われているが、その割に「ヒットしたワカシやサバを追っかけてくるんだよね」という話も聞く。『だったら、ワカシやサバがそのサイズのシイラのベイトフィッシュ。その大きさのルアーをキャストすればいいじゃん』と思って始めたことが、ドンピシャ当てはまった。

先日も、潮目を叩いていたら、ペンペンシイラの大群に遭遇した。その中で、GT用のマグナムプラグをキャストしていると、いきなり、80センチクラスがバコーンとヒット。その後ろを150センチクラスのモンスターが悠然とついてくる。

モンスターに向かってミノーや普通のサイズのトップを投げるが反応ゼロ。『いただき!』とばかりに、またその魚の進行方向へ向かってキャスト。ドポンといった強烈な着水音とスローなドックウォーキングに、今まで何も反応しなかったシイラが、背ビレを立てて突進してくる。だが、またしても横にいた80センチクラスの方がヒット。その後ろを先程のモンスターがついてくるのだが、やはり他のルアーには、まったく反応しない。

そこで、ビックプラグを持っているアングラーを呼び、魚の鼻先へキャストするように言うと、やはり一発でヒットした。だが、フッキングが甘く、ジャンプ一発でサヨウナラ。

ファイト!

ルアーサイズにシビアになっているシイラは、一度ビッグプラグを目にすると、他のルアーに目もくれなくなってしまう。小さいベイトを数多く食べるには、多くの体力を消耗するからだ。一方、ワカシやサバのように大きな魚なら、一匹食べただけですぐにお腹を満たしてくれる。ビッグワン=ビックベイトは「真理」なのだ。

特に今年はワカシが豊漁な年で、潮目にはワカシナブラがあちこちにできる。そう、ワカシとシイラは同じ条件の水域に住んでいるため、シイラにも好都合なのである。ワカシを数尾食べればお腹もいっぱい。シイラがビッグベイトにガンガンアタックしてくるのはそのせいだ。

私は、パームスコーラルスター7020iバンスタール250、エムズ・ロックハイパーの20lbを使用。このタックルは 20lb タックルの中でも軽いので、一日中トゥイッチしてもあまり疲れない。

おすすめのルアーはズバリ、スーパーポップ(Guston)パンプキン(SKAGIT)ボブポッパーといったGT用マグナムサイズ。これらを使ってスローなトゥイッチングで誘えばいい。

信じる者は救われる。是非一度お試しあれ。